ようこそ、土田酒造へ。

土田酒造は、群馬県は川場村という人口3,100人の小さな村に拠点を構える酒蔵です。
創業は1907年、当主は現在6代目。
地元では、誉国光(ほまれこっこう)という地酒の名で親しまれてきました。

私たちは関東で唯一、名誉賞を受賞した酒蔵でもあります。
名誉賞とは戦前に行われていた日本酒の品評会(現在の新酒鑑評会にあたる賞)に連続で入賞した蔵だけに与えられる名誉ある賞です。
当時酒蔵数が今の5倍以上ある中で激戦を連続で勝ち抜いた蔵だけに贈られるこの賞は、全国でも数蔵のみが成し得ている快挙。
それぞれの当主が時代の中で、よりよい酒造りを目指し、先鋭的な取り組みで維持繁栄して参りました。

現在は、江戸時代に一般的であった、菌や微生物のはたらきを活用した生酛(きもと)造りで日本酒を造っています。
米の旨味を最大限に引き出し、日本酒の多様性や複雑な味わいを楽しんでもらいたい。
私たちはこの技術を次世代へとつなげるべく、日々挑戦を続けています。

会社名
土田酒造株式会社
住所
〒378-0102 群馬県利根郡川場村川場湯原2691
電話番号
0278-52-3511(酒造事務所)
0278-52-3670(観光事務所)
0120-447-413(通販専用)
代表者名
土田 祐士
創業
1907年

会社沿革

明治中期
1代目 土田茂八
新潟より川場村に移住。
造った酒が評判を得て、沼田市(当時沼田町)にて酒蔵を創業し、高品質な日本酒を地元に広めた。
1923年〜
2代目 土田國太郎
より上質な原料を使うことで酒質を向上。
その結果、全国新酒鑑評会で連続して入賞した蔵にのみ与えられる「名誉賞」を受賞した。
譽國光という銘柄を販売開始。
1948年~
3代目 土田実
さらに酒造りを研鑽し、もっと高品質な酒造りを模索し始めた。
1965年〜
4代目 土田コト
3代目の夫の急死をきっかけに事業の継続に努める。
1972年〜
5代目 土田洋三
吟醸造りを極め、群馬で愛されている「誉国光」を発売。
1992年〜
現在の場所である川場村に移転。
2008年〜
6代目 土田祐士
酒造りのスタイルを大きく変えた。
米のうまみを引き出すことを心がけ、生酛式の酒造り、蔵に住み着く酵母を使った酒造り、精米を最小限に抑えた酒造りにこだわっている。

シンボル
マーク

土を縦長のまんじゅう型にまとめ、台の上に置いた形。
『土』という漢字は、この“土を縦長のまんじゅう型にまとめた形”を『土地の神(土主)』としたものが由来になったと考えられています。『土』という象形文字には、さらにその派生として、”土主に酒をふりかけている字形”も生まれ、『土地の神に清めの酒をふりかけて拝んだ』といわれています。

弊社は、この『土』と、日本酒の主原料である米を作る『田』という文字を氏とする家族経営の酒蔵です。
このたび、『土』を取り出し、企業活動を包括するシンボルマークを企業ロゴとして位置づけました。プリミティブな酒造りに舵を切った私たちの探究心、好奇心、酒愛、目に見えぬものへの畏敬の念、祈りを込めています。
酒造りを生業の軸とする弊社の『土』という文字の成り立ちにも酒が関係しているとは、なんとも縁深く、と共に身が引き締まる思いです。根源的な文字を身近に、いつでも初心に立ち戻れる記号として、ここを基点に酒造りを究めて参りたいと考えています。
神様に奉る神聖な飲み物であるということを忘れず、今後とも旨い酒を造り、皆様のご期待に沿えるよう邁進してまいります。これからも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

六代目当主 土田 祐士

PAGE TOP