土田酒造の新しい挑戦:60時間麹の特別なお酒
土田酒造では、日本酒造りの伝統的な枠を超えた新しい試みを行いました。
今回は、麹の製造時間を革新的に60時間に延長し、これまでにない特別な麹を生み出しました。
この麹は、酒蔵内で空中に胞子が飛び交い、霞のような幻想的な景色を創り出しました。
この麹を使用して醸造したお酒は、味わいが濃厚でありながら驚くほど飲みやすく、長い余韻が特徴です。
合う料理は、群馬名物の焼きまんじゅうやビーフシチューなど濃厚な味わいのものとの相性が抜群です。
土田酒造の長年の経験と革新的な技術の融合により生まれた、この特別なお酒をぜひ一度ご堪能ください。
革新と伝統が交わる、まさに一度飲む価値のある一滴です。
【秘密のエピソード】 麹を造りおえて混ぜてみると、空間がもやもやと霞んだ。 麹は、アスペルギルス属という、カビの一種です。 酒造りは、麹が命。 酒造りの教科書などに載ってる、一般的な麹の造り方は48時間とされています。 なぜこのような麹菌を使っているかと言いますと、原料のお米が違うからです。 そのため、よく使われている一般的な麹菌ですと、酵素の力が足らず、味わいが出にくいためです。 背景の説明が長くなりましたが、酵素の力が強い麹菌で、今までは麹を造る時間を短くしてきました。 どうせやるなら、中途半端な時間にせず、思い切って60時間かけて造ってみました。 麹を出す時に、蔵人は、 これはきっと、すごい酵素の力をもつ麹になったに違いない。 それなので、思っていたよりお米が溶けなかったのです。 検証の結果としては、60時間はさすがにやりすぎだし、力の数値的には頭打ちになるので、お米を溶かすためだけなら時間の調整は必要。 この挑戦が、いつか今後のお酒に影響し、この挑戦があったからこそ、また日本酒の未来が切り開かれたよね。 最後に、杜氏の星野からの解説動画もありますので、ぜひご覧ください。 |
「クドい シン・ツチダ」 ・原料米 :群馬県産 あさひの夢 ・精米歩合:90% ・仕込み水:武尊連峰伏流水(関東名水百選) ・麹歩合 :35% ・種麹 :焼酎用黄麹 ・酒母製法:生酛 ・酵母 :酵母無添加(蔵付き酵母) ・アルコール度数:16.1%(原酒) ・グルコース:4.2 ・日本酒度 :−20.0 ・酸度 :3.7 ・アミノ酸 :2.9 ・火入れ :1回(瓶詰め時) ・保管方法 :常温保管 ※記載されている原材料のみ使用。 ラベル表示義務がない添加物も不使用です。 |