インディカ米系の中長粒米で日本酒を!
「どんなお米でも、世界中で旨いお酒は造れる!」という可能性の象徴です。
当蔵の挑戦の一本「シン・ツチダ プリンセスサリー」。
昨年までは数量限定酒としてリリースしておりました。
しかし、今後はあえて発売日を定めず、
その時の在庫状況に応じて順次、次の醸造年度へ切り替えていくことになりました。
これからもプリンセスサリーをどうぞよろしくお願いいたします。
〇始まりは、米農家さんでの「美味しい」出会い
このお酒を造り始めたきっかけは、
数年前に群馬県の農家・山口さんの元へ有機栽培についての研修に伺った際に出していただいた昼食でした。
そこで味わったのが、「プリンセスサリー」。
「タイ米(インディカ米)系って、昔の米不足の印象もあっていまいち美味しそうに思えない…」そんなふうに思っていました。
しかし、一口食べて、私と杜氏の星野が同時に思ったのは「この米で酒を作りたい」でした。
固定概念を根底から覆す、驚くほど美味しいお米との出会いでした。
プリンセスサリーは、あのバスマティ米の孫品種にあたる中長粒米。
「この香ばしい香りのお米を、当蔵の生酛と掛け合わせたらどんな面白いお酒になるだろう!?」
という強い好奇心から、この挑戦が始まりました。
〇世界中で日本酒が造られる未来を目指して
研究醸造から始めた「プリンセスサリー」の日本酒に挑戦。
当初は、「プリンセスサリー」特有のポップコーンのような香ばしい香りをそのままお酒に残したいと考えていました。
しかし、試行錯誤を重ねても酒にその香りはほとんど残りませんでした。
ですが、逆に「香りが残らないということは、特殊な香りに邪魔されることなく、
このお米を“普通の美味しい日本酒”として醸造できるんだ!」という、大切な気付きを得ることができたのです。
現在、世界で流通するお米の約8割はインディカ米系であり、日本のようなジャポニカ米はわずか2割程度です。
「世界中で現地のお米を使って旨い日本酒が造れる」と証明できれば、
地球上のあらゆる国で日本酒文化が芽吹き、回り回って日本の本場の日本酒の価値もさらに高まっていく。
この1本には、日本酒の未来を切り開く大きな夢が込められておりました。
そんな夢が現実になったできごとがあります。
2021年9月。在インド日本国大使館からの連絡がありました。
ブータンで、自国の米で酒造りをしたい人たちがいる。このようなお酒ができるなら技術指導を頂けないか。という問い合わせでした。
ブータンでシンポジウムが開かれ、星野杜氏が登壇したのでした。
世界に認められた瞬間でした。
〇どんな味わい?
お米由来のライトで特徴的な軽やかさと心地いい余韻。
熟成が進んで行く毎に、スパイスを使ったお料理と相性が良くなっていきます。
インディカ米系のお米で作られた日本酒と多国籍なスパイス料理を合わせるという、
このお酒でしかできない体験をぜひお楽しみいただけたらと思います。
おすすめの温度帯はお燗!
開栓直後のまだ熟成が進んでいない状態でも、お燗にするとグッと味わいに一体感が出てきます。
| 「R7BY シン・ツチダ プリンセスサリー」 ・原料米 :群馬県産プリンセスサリー ・精米歩合:88% ・仕込み水:武尊連峰伏流水(関東名水百選) ・麹歩合 :35.0% ・種麹 :焼酎用黄麹 ・酒母製法:生酛 ・酵母 :酵母無添加 ・アルコール度数:16%(原酒) ・グルコース:5.0 ・日本酒度 :-24.1 ・酸度 :3.6 ・アミノ酸 :4.6 ・火入れ :1回火入れ ・保管方法 :直射日光を避け常温にて保管 ※記載されている原材料のみ使用。 ラベル表示義務がない添加物も不使用です。 |