今回は、昨年「研究醸造DATA.33」としてリリースされ、人気を評した「Tsuchida12 7号酵母仕込」を、正式な製品化したご案内です。
低アルコールでも、酵母の個性を引き出せるか?
「Tsuchida12 7号酵母仕込」は、土田酒造の定番「Tsuchida12」(協会601号酵母使用)をベースに、酵母を「協会701号」に変更して醸しました。
蔵元の土田が「こんなに、はっきりと違いがでるの!?」と予想をこえて驚くほど、7号酵母ならではの華やかな個性が際立ち、まさに研究の成果が花開いたお酒となりました。
アルコール12%原酒で香りコクの共演
薄くなりがちな低アルコールですが、技術により濃厚な口当たりとなっております。
華やかな香り立ち: グラスに注ぐと、7号酵母特有のフルーティーで華やかな香りが立ち上ります。定番の6号酵母仕込みとは違いがはっきりと異なっています。
甘酸っぱくジューシーな味わい:しっかりとした甘味と爽やかな酸味が見事に調和しています。口に含むと、旨味が凝縮されたジューシーな味わいが広がります。
しっかりとしたコク: 水っぽさは一切なく、飲みごたえのある豊かなコクを感じさせます。
「軽くてうまい」と評されるほどスルスルと飲める軽快さを持ちつつも、しっかりとした味わいがあるため、日本酒初心者から飲み慣れた方まで、幅広くお楽しみいただけます。
土田酒造ならではのこだわり
完全無添加: 米、水、麹のみを使用。醸造アルコールや糖類、酸味料はもちろん、表示義務のない乳酸や酵素剤といった発酵補助剤も一切使用していません。
伝統製法と独自の工夫: 自然の力を活かす「生酛(きもと)造り」を基本に、原料米には群馬県産「あさひの夢」を使用。精米歩合は麹米90%、掛米70%と米の旨味を引き出し、さらに白麹を使うことで爽やかな酸味を生み出しています。
楽しみ方いろいろ!
このお酒は、様々な温度帯や飲み方でその表情を変えます。
おすすめの飲み方: キリッと冷やして、または氷を浮かべたオンザロックで爽快に楽しむのが特におすすめです。氷を入れても味がヘタレず飲み応えがあるのが特徴です。
常温やぬる燗で: 生酛ならではの奥深い味わいをじっくり堪能できます。
ペアリング: 食中酒として万能と評されておりまして、和食はもちろん、洋食とも好相性です。特に、お肉料理や少し甘味のある味付けの料理とは抜群の組み合わせとなります。
「Tsuchida12 7号酵母仕込」 ・原料米 :あさひの夢(群馬県産) ・精米歩合:酒母92%・掛米70%・麹米90% ・仕込み水:武尊連峰伏流水(関東名水百選) ・麹歩合 :40% ・種麹 :焼酎用黄麹・白麹 ・酒母製法:生酛 ・酵母 :協会701号 ・アルコール度数:12%(原酒) ・グルコース:4.0 ・日本酒度 :−25 ・酸度 :2.9 ・アミノ酸 :1.7 ・火入れ :一回火入れ ・保管方法 :常温保管 ※記載されている原材料のみ使用。 ラベル表示義務がない添加物も不使用です。 |